大阪府吹田市の企業様に研修を行いました
- 東 隆世
- 7月29日
- 読了時間: 4分

大阪の企業様で研修を実施させて頂きました。
大阪と兵庫で放課後等デイサービス、児童発達支援の通所を運営されている企業様で発達障害の子どもへ療育支援を長年されております。独自の療育プログラムを開発されて質の高い支援を行っていらっしゃいます。ミライこどもケアも放課後等デイサービスと児童発達支援の通所を運営しておりますが、多くのことを勉強させて頂きました。ミライこどもケアは個別療育ですが集団療育の必要性も改めて実感したので、広島での支援に活かしていきたいと思います。
そんな療育経験豊富な企業様から「不登校支援を訪問看護で行いたい」とご連絡を頂き、研修を行わせて頂きました。通所に来られている子どもの1割以上は不登校の子どもであり、天候が悪い日などは行き渋りが強く、他の支援方法も考えられていたとのこと。
訪問看護の良さは、通所と違って生活環境まで実際に見て支援を行えること、子どもが一番安心できる環境で療育を受けられること、子どもだけではなくご家族の支援も行えること、などを通所のスタッフの皆さんにもご紹介させて頂きました。
さらに不登校児の多くは医療的な支援(依存症、2次障害、愛着形成、服薬管理など)が必要なことが多く、訪問看護の医療支援が大切だとお話をさせて頂きました。
通所と訪問看護の連携によって、さらに良い支援が行えることを実感頂けたと思います。
今回の研修は座学研修となります。
内容は、ほんの一部ですが下記の通りです。
・通所と訪問看護の違い
・訪問看護で不登校支援を行う理由と具体的な支援内容
・家族支援の重要性と具体的な支援内容
・訪問看護の療育と具体的な支援内容
・看護師とPT、OTの連携について
・指示書や診断名、保険について
・営業について
・組織作りについて
・採用について
・看護師やセラピストのビジネススキル(社会人スキル)
など
ミライこどもケアは専門的な支援を大事にしていますが、それと同時に支援を行う看護師さんやセラピストさんのビジネススキルも重要だと考えております。
医療の現場では、人命優先の考えからビジネスではなく、やりがいを重視して、支援者が疲弊している現状です。ビシネス観点を抜いた運営を行うとあらゆる「無駄」が発生します。また、一人一人の評価は曖昧になり「感情」でのマネジメントが行われます。これらの原因によって、離職率は非常に高く、キャリアを考えることができない現状が今の日本の医療の課題だと考えております。
その為、支援者もキャリアを考えて、スキルだけでなく自分自身の成長実感を得ることが非常に重要だと思います。
特性を持っている子どもたちの未来を考えることが発達障害や不登校児の支援を行っている我々の一番大切なことです。その我々が社会のことを知らなくて支援なんて行えるわけがありません。
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ミライこどもケアのミッションは児童精神(発達障害や不登校支援・家族支援)に携わる医療人を増やすことを大切にしております。
発達障害や不登校の支援を行っている訪問看護ステーションが増えたように感じます。しかし思った以上に悩みを抱えているステーションさんが多い印象です。
具体的な支援方法が分からない、医療機関の理解を得られない、運営やマネジメントで苦戦している。どこに営業したら良いか分からないなど悩みは多岐にわたることを実感しております。
ミライこどもケアとしてお力になれることは多くありませんが、
・同行研修
・座学研修・勉強会(発達障害と具体的な支援、組織作りなど)
・質問や悩みの壁打ち
・営業サポート
・組織マネジメント
・採用・育成マネジメント
上記は多少なりお力になれると自負しております。
今後も同じような活動をしている方々、活動しようとしている方々との繋がりを大切にして「子どもたちのミライ」と「笑顔」を増やしていきます。





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